651系


 651系は、1989年に常磐線特急「スーパーひたち」として登場した特急型車両です。また同形式は、国鉄がJRに分割されJR東日本になってからの初の直球型車両であり、最高速度は130キロで上野〜水戸間を65分で結んでいます。
 651系のシステムは、205系、211系などに採用された界磁添加励磁制御を交直流仕様に改造したもので、直流モーターを使用し、補助電源はブラシレスMGを採用しており今から見ると旧タイプのものでした。一方今につながるシステムも存在しています。それは、モニタ装置です。当時は、液晶ではなくブラウン管に車両の状態を表示しています。現在でいうとTIMSのご先祖に当たるものです。
 651系は3年間に99両を製造、その後、内装をリニューアルなども行い登場から18年が経過しているが現在も全車が健在です。

651系

K104編成 H18.11.30 岩間駅構内撮影
起動加速度 1.9km/h/s
営業最高速度 130km/h
設計最高速度 160km/h
編成定員 基本編成:426人(普)+33人(グ)=459人
付属編成:240人(普通車のみ)
全長/全幅/全高 21100(21500)mm/2900mm/3520mm
編成重量 基本編成:246.5t
付属編成:139.6t
軌間 1067mm
電気方式 直流1500V
交流20000V(50Hz)
編成出力 基本編成:120kW×16=1920kW
付属編成:120kW×8=960kW
制御装置 界磁添加励磁制御
ブレーキ方式 回生ブレーキ
抑速ブレーキ
保安装置 ATS-P,ATS-SN