E501系


 E501系は、1995年12月1日に常磐線の快速区間を土浦まで延長してほしいという利用者の要望が不可能だったため登場した快速電車のイメージである緑帯を巻いた通勤型の車両です。
 車体は209系に準じているが、交流・直流をまたいで使用するため交直両用車となっています。ちなみに日本初の交直流通勤型電車はこのE501系です。寿命半分・コスト半分をキャッチコピーとして作られた209系と同じでコストを安上がりにするためにドイツシーメンス車のGTO素子のVVVFインバータが採用され、発車時には独特の音階が流れドレミファインバータとして親しまれています。また停車時には逆の音階が流れます。さらに209系では110キロだった最高速度を120キロまで向上させました。
現在はトイレ改造・窓改造をして常磐線の運用を離脱し、水戸線での運用を始めています。また水戸線では5両編成での運転をしていて付属編成のVVVFを東芝製のものに変えています。これにより付属編成でドレミファ音は聞くことができなくなります。

E501系

K704編成 H19.3.20 水戸駅 後追い
起動加速度 2.0km/h/s
営業最高速度 120km/h
設計最高速度 120km/h
編成定員 1,540(基本編成)
760(付属編成)
全長 制御車:20,420mm
中間車:20,000mm
全幅 2,800mm
編成重量 274.5t(基本編成:4M6T)
140.1t(付属編成:2M3T)
軌間 1,067mm
電気方式 直流1,500V
交流20,000V(50Hz)
モーター出力 120kW/h
編成出力 1,920kW(基本編成:4M6T)
960kW(付属編成:2M3T)
歯車比 1:6.06
駆動装置 TD継手式平行カルダン駆動方式
制御装置 VVVFインバータ制御
ブレーキ方式 回生ブレーキ併用電気指令式
保安装置 ATS-SN,ATS-P